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バケッタとは


皮革の中でも世界中で注目されている1つに「バケッタ」があります。
イタリアに1000年前から伝わる伝統的な製法で、おそろしく手間のかかり、
近代的な革製法の陰にかくれて長く忘れられていました。

イタリアの革研究家のカルロ・バダラッシィ氏が文献を元に
この製法を完全に復刻したことが世界中から賞賛されています。
イタリアのトスカーナ州に自分で工房を作り、製造を開始しました。

バケッタ製法はチェストナット(西洋栗)の木の渋をベースとする
植物タンニン剤だけで皮をなめし、それに牛の足の油をたっぷり加え、
手もみと手染めで仕上げる為、とにかく時間と手間がかかる方法になっていますが、
風合いは他のどの皮革と比べても絶品といえるでしょう。
しっとりとしたソフトな手触り、ナチュラルな風合い、
自然の豊かな表情、使い込む程に色が深まり、透明感のある味わい、
深い光沢と、他の皮革の良いところばかりを集めた。
まさに皮革の中の皮革と言えます。
日本でもバケッタの名前を聞くようになったのはここ数年ですが、
イタリアレザーやイタリア皮と言われる物はこの製法が多いです。
最近ではポーターやホフなどでも使用されています。

バケッタレザーはあくまでも使い続けてさらに良くなっていく素材で、
キズが付きやすく色落ちしやすいというデメリットもありますが、
本当にレザーを愛する人ならこれはデメリットではなく、
まさに個性といえますね。

第一話思わぬ出会い